先日はButについての記事を書きました。
しかし、実際に人と接するときに陥ってしまう罠があります。
何を言うか
よりも
どう言うか
の方が重要ということ。
前回はあえて絵文字を使いませんでした。
絵文字によって印象が変わるからです。
例えば
(A)「この手料理おいしいよね」
(B)「しかし、この手料理おいしいよね」
Butがついているから、Butの後が強調されるはず・・・
でも、上の二つの文を比べると、(A)の方がおいしい気持ちが伝わってきます。
前回紹介した文を用います
(A)この手料理、とてもおいしいんだけど、ちょっと一味足りないよね。
(B)この手料理、ちょっと一味足りないんだけど、とてもおいしいよね。
これも表情で伝わり方が変わると思います。
(A)の方がおいしそうですよね
さらに例えば絵文字を使わなくても、シュチュエーションを伝えるだけでも
変わりそうですね。
(A)
上司は部下に向かい合い、目をしっかり見て、我が子を見るような目で言いました。
「キミが資格試験の勉強で夜遅くまで頑張っているのはわかっているよ。」
そして、部下ことを想い、真剣な表情をしながら言いました。
「でも、遅刻をしたら他の人に迷惑がかかるだろ!気をつけろよ!」
(B)
上司は自分の不機嫌をただ発散させるように、ぶつけるように言いました。
「遅刻したら他の人に迷惑がかかるだろ!気をつけろよ!」
そして、興味がないようにパソコンを操作しながら言いました
「でも、キミが資格試験の勉強で夜遅くまで頑張っているのはわかっているよ。」
この二つの文を比べても(A)のほうがいい印象ですよね
これらはメラビアンの法則と言われています。
相手に与える印象は
「話の内容」が7%
「話し方」(声質、スピード、ボリューム、テンポ)が38%
「ボディーラゲージ」(外見、服装、顔つき、身振り・手振り、視線)が55%
であるというものです。
つまりは
何を言うか
よりも
どう言うか
のほうが相手に与える印象が大きい
コミュニケーションの本や話し方の本には
何を言うか、どんな内容を言うか
話しの内容を書いている本があります。
「うまくいく結婚式のスピーチ」みたいな本は
例文が書いてありますが、やっぱり伝わらない・・・
何を言うかよりもどう言うか
「本当に、結婚おめでとう!!!」
だけでも気持ちは伝わると思いますし、
数年前、大相撲の貴ノ花が優勝したときに、当時の小泉首相は
賞状の内容を読まずに
「痛みに耐えてよくやった!感動した!」
とだけいって賞状を渡したかと思うのですが、
これだ!
と思います。
前回最後の例文も絵文字を使ってみます
印象の違いを感じてみてください。
(A)算数と理科が100点ってすごいね。よくやったねでも、国語の60点をもっと頑張らなくちゃね
(B)国語の60点をもっとがんばらなくちゃねでも、算数と理科が100点ってすごいね。よくやったね。
絵文字のパワーもすごいですよね
コメント
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