先日は
なぜ挨拶をするのか?
を理屈で説明しました。
人にあいさつする、声をかけるという行為は
「その人の存在を認めている行為、承認している行為」だと説明しました。
では、
人の存在を認めている行為、承認している行為は、挨拶や声かけといった
音声のコミュニケーションでなければいけないのでしょうか?
音声以外のコミュニケーション・・・最近これが上手いなぁと思ったのが
小泉元首相です。
分かりやすい動画が無かったのですが、まずは↓の動画の
0:20〜0:40をご覧下さい。
さらにグーグルの画像検索ではこのような似顔絵を見つけました。
似顔絵を描くときには
その人の特徴を捉えて描くという原則があります。
この似顔絵を描いた作者も、私と同じく、
小泉さんはよく手を挙げていた(挙げている)と感じていたのでしょう。
この手を挙げる行為・・・これって挨拶、声かけの代わりになりませんか?
自民党総裁選挙の動画では、手を挙げることによって
「投票してくれた皆さん、ありがとう。」
の意味が込められていると同時に
「投票してくれなかった皆さん、これからがんばります。よろしく。」
という意味も込められている気がします。
総理官邸に行くときにマスコミに向かって手を挙げていたと思います。
あの手を挙げる行為は
「マスコミの皆さん今日もご苦労さん。」
という意味が込められているのではなかったのかなぁ
と感じました。
おそらく彼は若手議員さんや秘書、その他関係者に同じことをしていたのでは
ないかなぁと思っています。
本当は声をかけたいし、挨拶もしたい。
でも、移動しないといけないし、声をかける時間もない・・・
仕方がないから、手を挙げて
「ご苦労さん、今日もがんばっているね。」
の意味を込めての手を挙げる行為をしていたのではないかなぁ
と思っています。
その行為が小泉元首相の人気につながったのでは?
と思っています。
では日常ではどのように使ったらいいのでしょうか?
私が考えたシュチュエーションを↓に書き出してみました。
①大通りの向い側の歩道にいる知り合いへ手を挙げてみる
②コンビニで立ち読みしている友人に、ガラス越しに手を振ってみる
③廊下で友達が別の人と話している。話を遮って声かけるのも嫌だけど、何もしないも嫌だなぁ・・・友達の視界に入って手を挙げてみる
④社内恋愛が禁止の会社で、営業に行く彼に「がんばって!」と声をかけたいけど、怪しまれると嫌なので、がんばっての意味を込めて、小さなガッツポーズをしてみる。
⑤今日は出勤して何度も顔を合わせている。朝に挨拶もしたし、たっぷり雑談もしたし、声かけするネタがない。そんな相手と廊下ですれ違う。そんなときに相手の存在を承認している意味だけの手を挙げることだけしておく。
⑥対面してきた車が通りやすいようによけてくれた、ガラス越しに手を挙げた。
目上の人には会釈でもいいでしょう。
でも会釈だと、わからないことが多いので、手振りがあるとわかりやすくて
良い気がします。
さらに言うと
車で帰るとき、「さようなら」の意味を込めてクラクションを鳴らす。
ハザードランブをつけてみる。
というのもコミュニケーションになるでしょう。
いつも治療に来てくれる同級生には、来てくれたときに
「うお〜」
とか
「ゥオッス」
とか
よく分からない声を出していますが、それが
「友人として承認しているよ」
という行為になっているのですね
具体的にわかりやすい表現を使って説明してみましたが
よりいっそうわかりやすい具体例があったら、コメント欄から
教えてくださいね